こんにちは、はちです!
このブログでは英語が苦手な方や、興味を持っている方に
わかりやすく解説しています!
英語の「受動態」って何なの?
意味や使い方・作り方など全くわからないよ…
それほど難しく考えなくても大丈夫だよ!
順番にわかりやすく紹介していくからこの際にマスターしよう♪
みなさん、英語の「受動態」をしっかりと理解できていますか?
受動態が全くわからないという方や、文の構造は理解できてもいつ使うのかがわからない方は少なくないと思います。
また、わかっているつもりでも誤って認識している方もいると思います。
しかし、英語の受動態は英語を自然に、そして効果的に表現するための重要な要素です。
今回の記事では、受動態の意味や使う場面・作り方などを初心者でもわかるように丁寧に解説していきます!
下記に該当する方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 受動態の全部 or 一部がわからない方
- 英語の表現力をアップさせたい方
- 英作文をする機会がある方
そもそも受動態って何??
受動態の意味
受動態とは端的に言うと「行為の対象から見た文章」です。
この一言だけではわかりにくいと思うので以下で詳しく解説します。
私たちが見る多くの文章は「誰が何をする」という構造になっていると思います。
このような形式の文章を「能動態」と言います。
ここでは「行為の主体」から見た状況を表現します。
それに対して「受動態」とは、「影響を受ける側」から見た状況を表すことになります。
日本語で言う「れる・られる」と同じような表現です。
例として「私は魚を食べました。」という例文で考えてみます。
この文章は、食べるという「行為の主体」から見た文章なので「能動態」ということになります。
それを魚目線にすると「魚は私に食べられました。」となります。
このように視点を対象物に移すことで別の文章を作ることができます。(受動態)
つまり、以下のように整理することができます。
受動態を使う場面
このような受動態ですが、実は頻繁に使われる文ではありません。
会話文などにおいては、能動文の方が明らかに多く使われています。
では、いつ・どのようなときに「受動態」が使われるのかということについて以下で説明していきます。
行為の主体が不明な場合
まず1つ目のパターンは「行為の主体が不明」である場合です。
例えばみなさん、パルテノン神殿は誰の手によって建てられたか言えますか?
このような場合は、そもそも能動態で文章を作ることができません。
なので「パルテノン神殿は紀元前に建設された。」という文章にする必要があります。
行為の主体が明らかな場合
2つ目のパターンは「行為の主体が明らか」である場合です。
例えば、「英語は世界中で話されている」ということを伝えたいとします。
この場合は「誰が話しているのか」ということに興味はないため、わざわざ行為者を明らかにする必要はありません。
逆に「○○さんは英語を話す」ということを伝えたい場合は能動態で表現することが望ましいです。
一般的な話の場合
3つ目のパターンは「一般的な話」の場合です。
例えば、「毎日の運動が健康に良いと言われている」という文章があります。
ここではある特定の人だけがそう言っている訳ではなく、全体の共通認識として言われていることです。
つまり、「誰」という情報を与える必要がないということになります・
文章にまとまりを持たせる場合
4つ目のパターンは「文章にまとまりを持たせる」場合です。
ここでは文章の流れを意識して受動態が使われます。
例えば、「財布が盗まれました。その財布の中には1万円札が入っていました。」という文章があるとします。
この場合、最初の文を「誰かが財布を盗みました。」にしても意味はほとんど変わりません。
しかし前者と後者の文章を比較すると、文章の主題が「誰か」と「財布」になっており焦点が異なることになります。
それに対して最初の例文では、どちらの文章も「財布」に焦点を当てており、文章にまとまりを持たせることができています。
このように、受動態を使って話の中心を一貫させることが可能です。
自動詞は受動態にできない
日本語の受け身の文では、「友達に先に帰られた」のように自動詞を使って表現することが可能です。
※帰る = 自動詞
しかし英語では、受動態に変更するには必ず目的語が必要です。
つまり「私は~します」という文章は受動態で表現できないということになります。
他動詞とは…
「~を」という内容が必要になる動詞です。
例えば “I buy every day.” って言われたら「ん?何を?」ってなりますよね。
※なので、I buy chocolate every day. のようにする必要があります。
このように、単語の後に「~を」と具体化する必要がある動詞を他動詞と言います。
自動詞とは…
他動詞と逆で「~を」という内容がなくても意味が伝わる動詞です。
例えば “I walk every day.” って言われても違和感なく伝わりますよね。
このように主体の動作に焦点を当てている動詞を自動詞と言います。
<例外>受動態にできない他動詞
先ほどの説明で「他動詞」しか受動態にすることができないと言いましたが、実は他動詞の中にも受動態にできない単語は存在します。
その自動詞とは「目的語に影響を与えない他動詞」です。
例えば、”He has a dog.(彼は犬を飼っています)” という文章で考えてみます。
“have” 自体は目的語を必要とする他動詞ですが、この場合、彼が犬に直接影響を与えているわけではありません。
このように、単なる状況を表す動詞などは受動態にすることができません。
<基本>受動態の作り方
受動態の文の構造の核となる部分は「Be動詞 + 過去分詞」です。
※規則動詞の「過去分詞」の場合は過去形と同じく「動詞 + ed」です。
これによって「~される」という表現になります。
文全体は以下のようになります。
主語 + (Be動詞 + 過去分詞) + (by + 目的格)
「by + 目的格」は「~によって」という意味になります。
※行為者が推測される場合などは省略されます。
以下で能動態から受動態に変換する方法を3段階に分けて説明します。
①能動態の目的語を文頭に持ってきて主語にし、元の主語を消す。
→目的語は動詞の後に続く名詞です
②動詞を受動態の形に変換する。
→Be動詞は主語や時制に応じて適切なものを選ぶようにしましょう。
③文末を「by + 能動態の主語」にして文末に置く
→ 「I」や「He」などの代名詞の場合は目的格にすることを忘れないようにしましょう。
上記の手順に沿って実際に受動態を作ってみます。
例)She wrote this novel.(彼女はこの小説を書きました。)
She wrote this novel.
↓
①This novel she wrote.
※「This novel」が文頭に来ていればOKです。
↓
②This novel was written.
この例文では「wrote」と過去形であるため、Be動詞は「was」にします。
↓
③This novel was written by her.
※「she」→「her」にしましょう。
受動態の否定文と疑問文の作り方は「Be動詞」と同じです。
まとめ
今回は英語の「受動態」について解説しました。
今回紹介した内容は以下の通りです。
●そもそも受動態とは
・受動態の意味
・受動態を使う場面
・受動態を使えない場合
●受動態の作り方
→具体的な3ステップ
受動態について沢山理解することができたよ!
これで受動態に対する苦手意識がなくなった^^
日本語の受動態とは違う点があるから注意が必要だね
重要な単元の1つだから理解できてよかったね♪
みなさん、いかがでしたか?
受動態がわからなかった方も、間違って理解していた方も全体像を掴むことができたのではないでしょうか。
もちろん過去分詞の暗記などの努力は必要にはなってきますが、全体のイメージを掴むことで勉強が捗ると思います。
たくさんの問題を解いて、より理解を深めていきましょう!
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
以上、はちの英語解説でした。
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