こんにちは、はちです!
このブログでは英語が苦手な方や、興味を持っている方に
わかりやすく解説しています!
「無生物主語」って何?
初めて聞いて意味も使い方も全然知らないんだけ💦
一見難しそうな言葉に見えるけど、使えるようになるととても役立つよ!
1つずつゆっくりと解説していくから大丈夫だよ^^
みなさん無生物主語って知っている、あるいは使っていますか?
日本語の感覚では一般的に人の行動などを説明する時は、「誰が・何をした」というように主語に人を持ってくると思います。
しかし英語にはそのような感覚はなく、このような場合でも人や生物ではないものを主語にすることが多くあります。
今回の記事では「無生物主語」が使われる理由や使い方についてわかりやすく解説していきます。
ぜひこの記事を通して表現力を高めてください♪
下記に該当する方はぜひ最後までご覧ください。
- 無生物主語を知らない・使わない方
- 自然な英語を身に付けたい方
- 日常でネイティブと話す機会がある方
無生物主語の使い方
情報の発信源
1つ目の使い方は「情報の発信源」です。
私たちは普段、新聞や記事、本などを通して情報を得ていると思います。
それらの情報発信媒体に書かれていることに対して無生物主語が使われます。
この場合は “say” “show” “tell” などがよく使われ、「この記事が~だと言っている」「この本は~だと示している」というニュアンスになります。
say, tell, speak, talk の違いはこちらの記事で解説しているよ
下記はその例文です。
This sign says you can’t smoke here.
この文章を直訳すると「この標識はここでタバコを吸ってはいけないと言っている」となります。
しかし日本語ではこのような言い方をしないため、「この標識によるとここではタバコを吸ってはいけません」という日本語の方が自然です。
要因・理由
2つ目の使い方は「要因・理由」になります。
この場合は「無生物主語 が理由で 人や生き物 は~する / ~である」という形になります。
イメージが湧きにくいと思うので次の以下の例文を使って説明します。
The news made her cry.
先ほどの説明に当てはめると、この文章は「そのニュースが理由で彼女は泣いた」となります。
※「make + 人 + 動詞 = 人に〇〇させる」
つまり泣いた要因はそのニュースだということになります。
これを自然な日本語に直すと「そのニュースを聞いて彼女は泣きました。」になります。
方法・条件
3つ目の使い方は「方法・手段」になります。
例えば通学・通勤にバスを使っているとします。
その場合は、バスに乗ることで学校や会社に到着しますよね。
このように「〇〇すると△△します」という場合にも無生物主語が使われます。
例として以下の文章を挙げてみます。
Taking this bus will get you to school.
この英文を直訳すると「このバスに乗るという行為があなたを学校まで連れていきます」となります。
そしてこれを自然な日本語にすると「このバスに乗ると学校に着きます。」が良いと思います。
この場合は主語である「バスに乗る」が学校に行く方法であり、無生物主語として使われています。
以上のように、方法や条件を述べる際にも無生物主語は使えます。
なぜ無生物主語を使うの?
簡潔に伝えるため
無生物主語を使う理由の1つとして「簡潔に情報を伝える」という役割があります。
上記の「要因・理由」で挙げた文章 “The news made her cry” を例にとって説明してみます。
この文章はの主語を生物(人や動物)にしてみると以下のようになります。
When she heard the news, she cried.
もちろんこの文章でもしっかりと相手に伝えることは可能です。
でも明らかに文章が長くなりましたよね?
英語話者の感覚では無生物を主語にすることに違和感を覚えないため、わざわざ文章を長くして言う必要はないということになります。
以上のように、無生物主語は文章を端的に伝えることができる優れた方法ということになります。
中立的に述べるため
無生物主語を使うもう1つの理由は「感情を乗せ過ぎずに話す」という機能があります。
例えば無生物主語を使った文章である “What makes you think so?” を例に説明します。
※意味:なぜそう思うのですか?
Why do you think so?
「なぜそう思うのですか?」を英語にするとき、多くの方はこの文章が思い浮かぶと思います。
しかし、”Why~?” という文章は感情がこもった「どうして~なの??」というニュアンスになります。
もちろん、何か驚いたときに “Why~?” を使うことは多いのですが、軽く理由を聞きたい場合は無生物主語を使うことで「何があなたをそう思わせているの?=どうして?」が使われます。
このように、場面によっては無生物主語を使う方が適している場合もあります。
まとめ
今回は「無生物主語」について解説しました。
以下は今回の内容をまとめたものです。
- 無生物主語の使い方
①情報の発信源
②要因・理由
③方法・条件 - 無生物主語を使う理由
①端的に伝えることができる
②中立的なニュアンスを表現できる
英語にはこのような表現方法もあったんだね!
今まで使ったことがなかったから今度から意識してみるよ^^
英語と日本語では世界観が全く違うよね!
練習していくうちに慣れていくから頑張ってね♪
みなさん、いかがでしたか?
日本語を第一言語とする私たちの感覚では無生物を主語として使うことに違和感を感じると思います。(なんだか文豪みたいな表現に感じますよね笑)
しかし英語においてはごく自然な表現であり、日常会話でもよく使われています。
よりナチュラルな英語を使えるように、ためらうことなく無生物主語を使ってみてください♪
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
以上、はちの英語解説でした。
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